【徹底解説】旭川市の歴史的建造物22選！レトロな魅力に触れる旅

旧旭川偕行社(彫刻美術館)

明治の面影を伝える優美な洋風建築で、芸術と歴史に触れるひとときを。

明治35年(1902年)に陸軍第七師団将校クラブとして建設された、木造下見板張りの美しい洋風建築です。昭和43年に当初の姿に復元され、現在は旭川市彫刻美術館として活用されています。全国的にも珍しい明治後期の木造建築が良好な状態で現存しており、中原悌二郎の彫刻をはじめ、ロダンや荻原守衛の作品も鑑賞できる充実のコレクションも魅力です。

★★★★☆

4.0

建物の雰囲気が本当に素敵で、当時の社交場としての装飾が随所に見られました。彫刻の展示スペースもゆったりとしていて、じっくりと作品を鑑賞できましたよ。

★★★☆☆

3.0

常設の彫刻作品はそれほど多くないですが、リニューアルされていてとても清潔感のある展示室でした。落ち着いた空間で芸術に触れたい方にはおすすめです。

上川郡農作試験所事務所棟

上川地方に現存する最古の木造建築で、開拓期の歴史を体感。

明治19年(1886年)に北海道庁農作試験所事務所として建築された、上川地方で現存する最古の木造建築です。明治22年には駅逓（えきてい）に転用され、昭和62年度の解体保存調査を経て昭和63年度に復元されました。内部見学が可能で、当時の間取りや風呂釜の跡などもそのまま残されており、開拓時代の生活を肌で感じることができます。

★★★★☆

4.0

130年以上も風雪に耐えてきた堅牢さに感動しました。木の薄板で作られているので、冬はさぞ寒かっただろうなと、当時の暮らしを想像して歴史の重みを感じられました。

★★★★☆

4.0

国道沿いにひっそりと佇んでいますが、中に入って見学できるのが良いですね。スリッパに履き替えて、当時の畳敷きの部屋を見学できる貴重な体験でした。

永山屯田兵屋

質素ながらも力強く、屯田兵の暮らしを肌で感じる体験を。

明治24年(1891年)に永山屯田へ建設された兵屋の一つで、1993年に博物館敷地内へ移築復元され、市指定文化財となっています。石山伝次郎が実際に使用した兵屋を忠実に再現しており、土間と和室2間を備えた造りから、当時の屯田兵の厳しい暮らしをリアルに感じられる展示となっています。開拓史を学ぶ上で大変貴重な場所です。

★★★★☆

4.0

質素な造りですが、極寒の地で暮らすための工夫が随所に見られて感動しました。子供たちにも開拓の歴史を教えるのにぴったりのスポットだと思います。

★★★★☆

4.0

木の落ち着いた色合いが素敵で、内部見学では当時の生活の様子がよくわかりました。まるでタイムスリップしたような感覚で、歴史を肌で感じられる貴重な体験でした。

養蚕民家

道内外で希少な養蚕民家の姿から、当時の生活と技術に触れてみませんか。

明治42年(1909年)に福島団体による養蚕奨励のために建築された民家です。1988-89年に解体保存調査後、復元されました。福島地方の養蚕民家様式を忠実に再現しており、道内外でも非常に希少な存在です。平面配置やペチカ跡、二階換気窓などから、当時の養蚕技術や生活様式を詳しく学ぶことができます。

※授乳室等の口コミはPDFに記載がなかったため、今回は割愛いたします。

旧神居古潭駅舎

かつての鉄道駅が時を超えて佇む、ノスタルジックな鉄道遺産。

明治43年(1910年)に建築され、1969年に廃駅となりましたが、その後も放置され、平成元年に廃駅当時の姿に復元されました。1991年には市指定文化財に認定されています。レトロな駅舎建築は希少で、併設されたSL蒸気機関車3両とともに、鉄道ファンにはたまらないスポットです。石狩川渓谷の景勝地に位置し、サイクリングロード沿いの休憩所としても利用されています。

★★★★★

5.0

SLが展示されていて、駅舎の雰囲気と相まって本当に写真映えがしました！懐かしい鉄道の風景に浸れて、大満足です。

★★★★☆

4.0

廃線跡がサイクリングロードとして整備されていて、駅舎で一息つけるのが良かったです。歴史を感じながら、美しい景色を楽しめる素晴らしい場所でした。

北海道護国神社平成館

和洋が融合した城郭風意匠で、歴史と文化の重みを伝える建造物。

旧陸軍第七師団北鎮兵事記念館として建設された鉄筋コンクリート造の建物で、平成27年に国登録有形文化財に登録されました。城郭風の意匠を取り入れた和洋折衷建築が特徴で、その独特の雰囲気が訪れる人々を魅了します。戦没者顕彰の場として、社殿内には各種記念資料が展示されており、歴史を学ぶことができます。

※専用口コミはPDFに記載がなかったため、今回は割愛いたします。

市民活動交流センター支援棟

煉瓦造りの美しいアーチ開口部が印象的、市民活動を支える場。

旧国鉄旭川車両センター木機乾燥場を改装した建物で、フランス積みの煉瓦造りに欠円アーチ開口部が美しいのが特徴です。明治期の鉄道施設としての貴重な遺構であり、現在は市民活動支援スペースとしてリノベーションされ、地域に開かれた場として活用されています。歴史的な建築物と現代の機能が見事に融合しています。

※市民対象の口コミが多く、旅行者向けの口コミはPDFに記載が少なかったため、今回は割愛いたします。

市民活動交流センターホール棟

建築意匠の美しさが光る、多目的ホールとして市民が集う場所。

旧国鉄旭川車両センター第二木機職場を改修した建物で、木部造作作業場の遺構をホールとして活用しています。ペディメントや縦長アーチ窓など、建築意匠の美しさが際立っており、見どころがたくさんあります。現在は多目的ホールとして、市民イベントなどに幅広く活用され、地域の活性化に貢献しています。

※市民対象の口コミが多く、旅行者向けの口コミはPDFに記載が少なかったため、今回は割愛いたします。

松岡家住宅主屋

和と洋が織りなす趣、戦間期の貴重なL字連結型住宅。

昭和12年(1937年)に建築された、国登録有形文化財の住宅です。和館と洋館がL字型に連結した、戦間期の貴重な住宅として知られています。ドイツ壁と鎧下見板張りの対照的な外観、そして上質な材料を用いた近代和洋折衷の建築様式が見どころです。当時の上流階級の暮らしぶりを垣間見ることができます。

※旅行者向けの口コミはPDFに記載が少なかったため、今回は割愛いたします。

最創山光岸寺本堂

華麗な木彫意匠が目を引く、道内有数の本格的木造寺院建築。

大正14年(1925年)に建立された、国登録有形文化財の本格的な木造寺院建築です。組物や蟇股（かえるまた）が多用されており、その唐破風向拝（からはふこうはい）と裳階廻り（もこしまわり）の華麗な木彫意匠は、訪れる人々を魅了します。道内有数の本格的な木造寺院空間を体感できる貴重な場所です。

※参拝者向けの口コミはPDFに記載が少なかったため、今回は割愛いたします。

上川倉庫群(蔵囲夢)

煉瓦造りの歴史が息づく、文化と交流の拠点。

1900年から1913年にかけて旭川駅西側に建造された煉瓦倉庫群が、1997年以降、市民の文化発信拠点「蔵囲夢」として再生されました。大雪地ビール館やデザインギャラリー、リハーサルホールなど、多彩な施設が併設されています。フランス積みの煉瓦による美しい外観が特徴で、文化イベントや地ビール・カフェの利用を通じて地域交流を促進しています。

★★★★★

5.0

レトロなレンガ倉庫で飲むクラフトビールは最高でした！建物の雰囲気が本当に素晴らしくて、歴史を感じながら美味しいビールを味わえるなんて贅沢ですね。

★★★★☆

4.0

ギャラリー展示やワークショップに参加しました。レンガと木材のコントラストが美しく、とてもおしゃれな空間でした。様々なイベントが開催されていて、楽しめます。

高砂酒造作業所棟

旭川初期のRC造建築、モダンな魅力と歴史が香る酒蔵。

明治32年(1899年)創業の「小檜山酒造」を前身とし、昭和4年(1929年)に建築された鉄筋コンクリート造りの3階建て作業所です。旭川における初期のRC造建築として貴重な存在です。厚みのある鉄筋コンクリートの壁と装飾的な窓枠が見どころで、そのモダンなデザインは当時の先進性を感じさせます。酒蔵ツアーや試飲イベントも通年開催されており、日本酒の製造工程を楽しく学ぶことができます。

★★★★★

5.0

建物のモダンさに驚きました！内部ツアーで酒造りの工程を学べるのがとても楽しく、試飲もできて大満足です。

★★★★☆

4.0

夜のライトアップが幻想的で、古い建物がきれいに保存されているのが印象的でした。昼間とは違う雰囲気で楽しめますよ。

旧竹村医院六角堂

六角形の塔屋が目を引く、繊細な装飾が施された洋館。

明治34年(1901年)に建築された、病院玄関として設けられた六角塔屋が特徴の木造下見板張り洋館です。旧旭川偕行社敷地内に移築保存されており、六角形の塔屋とアーチ窓の繊細な装飾が美しく、見どころがたくさんあります。偕行社と合わせて回遊できる見学ルートになっており、一緒に楽しむのがおすすめです。

★★★★☆

4.0

小規模ながらも装飾がとても細かくて感動しました。ガイドさんの解説も丁寧で、建物の歴史を深く知ることができましたよ。

★★★★☆

4.0

六角形の塔屋は必見です！とてもユニークな形で、写真映えするスポットでした。偕行社とセットで訪れるのがおすすめです。

旧宮川仏壇店

和洋が融合した帝冠様式、街並みに彩りを添える商店建築。

昭和12年(1937年)に建築された商店建築で、軒まで西洋装飾、破風と塔屋に和意匠を載せた帝冠様式が特徴です。洋風の軒と和風の破風が融合したデザインは、当時の日本のモダニズム建築の多様性を示しています。角地に立地しているため、市街地散策のアクセントとしても楽しめます。

★★★★☆

4.0

シックなモルタル外壁と装飾がとても美しくて、見とれてしまいました。内部見学は要予約ですが、外観だけでも十分価値があります。

★★★★☆

4.0

外観だけでも十分に見応えがありますね。周辺にもレトロな建築が多いので、一緒に街歩きを楽しむのがおすすめです。

旧宮北秀吉家事務所

創建時の姿を留める、歴史ある木骨石造りの事務所兼住宅。

大正4年(1915年)に建築された、木骨石造りの2階建て事務所兼住宅です。アーチ窓とパラペット装飾が特徴で、創建当初の木製窓枠がそのまま残っている貴重な建物です。事務所としての機能美と、住宅としての居住性を兼ね備えており、建物全体がほぼ原形を留めている希少な事例として注目されています。

★★★★☆

4.0

石と木のコントラストがとても美しく、内部ツアーでは当時の書斎を見学できるそうです。歴史好きにはたまらないでしょうね。

★★★★☆

4.0

保存状態が非常に良好で、近代建築好きにはたまらないスポットです。当時の面影がしっかりと残っていて、見学する価値がありますよ。

旧松岡木材事務所

スクラッチタイルが彩る、現役オフィスとして活用される歴史的建造物。

昭和12年(1937年)に竣工した事務所建築で、スクラッチタイル貼りの外装にベージュモルタルの切妻部を組み合わせたデザインが特徴です。鉄柵付きの窓とタイル外壁のクラシカルな佇まいが美しく、見どころ満載です。現在も現役のオフィスとして活用されており、見学は要問合せとなります。歴史ある建物が現代の機能も果たしている、ユニークな事例です。

★★★★☆

4.0

タイルとモルタルの組み合わせがとても独特で、写真家にも人気だそうですよ。本当に絵になる建物です。

★★★★☆

4.0

今も事務所として使われているのがすごいですね。平日に事前予約すれば見学可能とのことで、ぜひ訪れてみたいです。

旧館脇倉庫

焼過煉瓦の風合いが魅力のカフェで、開放的な空間と歴史を満喫。

明治42年(1909年)に建築された平屋煉瓦倉庫で、大正期に改築を重ね、現在はカフェ「レンガ1909」として営業しています。焼過煉瓦（やきすぎれんが）の濃淡を活かしたアーチ型窓が特徴で、屋根窓から差し込む自然光が店内を明るく照らす、開放的な空間が魅力的です。歴史ある倉庫が素敵なカフェとして生まれ変わり、訪れる人々に癒やしを提供しています。

★★★★★

5.0

コーヒーが美味しいのはもちろん、空間デザインが本当に素敵でした！煉瓦の風合いと光の入り方が最高で、ゆっくり過ごせます。

★★★★☆

4.0

煉瓦の重厚感と木製家具が絶妙な調和を生み出していて、とても落ち着ける空間でした。歴史ある建物を活かしたカフェは良いですね。

上川倉庫事務所棟

明治期の物流を支えた、煉瓦装飾とアーチ窓が美しい事務所建築。

大正2年(1913年)に建築された木造下見板張りの事務所です。正面の焼過煉瓦コーニスと縦長アーチ窓が特徴で、明治期の物流拠点の歴史を今に伝える貴重な建物です。現在も文化施設事務所として稼働しており、当時の雰囲気を保ちつつ、現代の役割を果たしています。歴史と実用性が融合した建築として見どころ満載です。

★★★★☆

4.0

アーチ窓から差し込む光と煉瓦の装飾がとても印象的でした。歴史を感じる美しい建物で、見学してよかったです。

★★★★☆

4.0

外観ガイドツアーで建物の歴史を学べるとのことで、ぜひ参加してみたいですね。当時の物流の様子を想像すると興味深いです。

旧旭川市総合庁舎

日本建築学会賞受賞のモダニズム建築、展望ラウンジからの眺望も圧巻。

昭和33年(1958年)に建築された、佐藤武夫設計によるモダニズム庁舎です。日本建築学会賞を受賞した建築として知られ、2018年閉庁後も展望ラウンジなど一部が公開されています。コンクリートとレンガ象嵌（ぞうがん）による北欧調モダニズムのデザインが特徴で、9階の展望ラウンジからは旭川市街の眺望が圧巻です。

★★★★☆

4.0

展望ラウンジからのパノラマビューが本当に素晴らしかったです！旭川の街並みが一望できて、感動しました。

★★★★☆

4.0

建物見学ガイドで寒地設計の工夫を学べるとのこと。モダニズム建築に興味がある方には、とても魅力的な場所だと思います。

あさでん春光整備工場(旧騎兵第七連隊覆馬場)

美しい煉瓦アーチが特徴、歴史ある馬房が市民の交流拠点に。

明治期に陸軍第七師団騎兵の馬房として建築された煉瓦造りの施設で、平成13年に国登録有形文化財に登録後、市民施設「支援棟」として再利用されています。欠円アーチや三中心アーチを配した煉瓦外壁が特徴的で、その美しい造形が見どころです。大空間を活かした市民活動支援スペースとして、多岐にわたるイベントやワークショップに利用され、歴史と現代が見事に融合しています。

★★★★★

5.0

レンガアーチが本当に美しくて、室内も天井が高くて開放感が抜群でした！歴史ある建物でイベントに参加できるのは嬉しいですね。

★★★★☆

4.0

イベントやワークショップでよく利用されていますね。歴史的な建物が現代に活用されているのが素晴らしく、新しい価値が生まれています。

山崎家住宅主屋

モルタルと木板張りが美しい、当時の道北商家の繁栄を伝える近代住宅。

昭和前期に建造された木造二階建ての近代住宅で、外壁はモルタル塗りと腰部の鎧下見板張りが特徴です。ペチカのある居間を中心に、1階には食堂・台所・子供室、2階には書斎・事務室が配置されています。高品質な材料と緻密な造作から、当時の道北商家の繁栄ぶりが伝わってきます。シンプルながらも洗練された和風の平面構成と、原形をよく保った内装と意匠が見どころです。

★★★★☆

4.0

外観のモルタルと木板張りのコントラストがとても美しいですね。落ち着いた雰囲気で、当時の上質な暮らしが想像できました。

★★★★☆

4.0

室内は予想以上に広く、ペチカ跡など当時の生活の痕跡が興味深かったです。丁寧な造作に、当時の高い技術を感じました。

旧岡田家住宅主屋(おかだ紅雪庭)

和洋折衷の贅を尽くした空間で、歴史と美味を堪能。

昭和8年(1933年)に建築された、清酒「北の誉」創設者・岡田重次郎の本邸です。洋風ファサードに数寄屋座敷を組み合わせた和洋折衷建築で、玄関ホールのステンドグラスや階段室のアール・デコ意匠が見どころ。平成24年には国登録有形文化財に指定され、現在はそば・日本料理店「おかだ紅雪庭」として“動態保存”で活用されています。皇族宿泊の迎賓館としての歴史的なエピソードも持ち合わせており、「見積りの無い建て方」と称されるほど贅を尽くした内外装は必見です。

★★★★★

5.0

応接室で手打ちそばを味わいながら、当時の建具やインテリアを堪能できるなんて最高でした！歴史ある空間でいただくお料理は格別です。

★★★★★

5.0

夜の完全予約制会席は格式高く、建物との一体感が素晴らしいですね。まるで特別な場所で過ごしているような気分になれます。